ウイルス性胃腸炎

 

 冬になると乳幼児は嘔吐下痢症(はきくだし)によくかかります。これは主にロタウイルスやアデノウイルスなどによってうつる病気です。突然吐き始め、続いて水のような下痢(レモン色〜白色)になります。熱が出ることもあります。1週間ぐらいでよくなります。 ウイルス性胃腸炎
お家で気をつけること
(1) 吐き気が強い間は、しばらくは何も飲ませない。
(数時間)
(2) まずは水分から 吐き気が落ち着いてきたら水分を少しずつ飲ませる。( 幼児用イオン飲料・番茶・お湯・薄めたりんご果汁など)
(3) 下痢だけになったら 便の様子を見ながら少しずつ消化のよい食べ物を与えていきます。嘔吐・下痢がひどいときは控えましょう。下痢のためにオムツかぶれがひどくなるので,お尻を何度も洗ってあげましょう。

 

こんなときは早めに受診を
(1) 病院から戻ってからも吐き続けるとき。
(2) 元気がなく、顔色が悪いとき。
(3) 唇が乾いて、おしっこが少ないとき。

次に受診するまでに
家庭で飲んだ水分の量、下痢や吐いた回数などを詳しくメモしておきましょう。