細菌による腸炎は、従来は高温・多湿な夏季に多発していましたが、最近は年間を通して発生しています。
原因となる菌やその発症機序の違いによって、潜伏期・症状・経過などが異なりますが、主な症状として下痢・腹痛・発熱・嘔吐・血便などがあります。特に下痢便に血液やうみが混じっているときは、細菌性腸炎が強く疑われますので便をもって出来るだけ早くかかりつけ医を受診しましょう。
又、下痢は病原菌を早く排出するための生体防御反応であることを念頭において、かかりつけ医の指導のもとで水分補給と食事療法につとめましょう。
主として、飲食物からの経口感染なので、手洗いの励行・消毒・食品の加熱およびよく洗うことが必要です。
|