nature news service(2000年7月19日) より拾い読み
チョコレート、ココアに新たな効果 血小板の凝集を防ぐ
American Journal of Clinical Nutrition(米国臨床栄養学雑誌)の報告によると、チョコレートに含まれているフラボノイドは血中の低比重リポ蛋白質(いわゆる悪玉コレステロール)を減らし、血小板の凝集を防ぎ、アテローム性動脈硬化症の予防につながる可能性がある。 フラボノイドは赤ワイン、お茶、タマネギ、パセリなど多くの食用植物に含まれている。
カリフォルニア大学デービス校栄養学部のCarl Keenらは血小板の活性化をココアが抑え、アスピリンのように血液を薄め、凝固を遅くする作用がある事を見つけた。
スペインバルセロナ大学人間生理学・栄養学教授のRamon Seguraは チョコレートやココアには短鎖飽和脂肪酸とオレイン酸(オリーブ油にも含まれている)が含まれているが、これらは酸化されにくいので、アテローム性動脈硬化症の原因にはなりにくいとしている。
尚、チョコレートの健康面の効果については明治製菓の日本人科学者が最初に調べている。 明治製菓はすでにフラボノイドを増やしたチョコレートを日本で販売している。
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