平成13年3月15日号掲載分

 子どもに薬を飲ませる場合 乳製品に混ぜるなど工夫を (竹本博行)

 子どもは、薬を飲んで病気を治すという自覚が無いことが多いので、飲ませるのに苦労します。
 水薬は、そのままか、少量のミルクや水と混ぜて与えましょう。スポーツドリンクやジュースに混ぜると、苦みが強くなる薬もありますので気を付けてください。
 粉薬は、そのままで飲んでくれれば良いのですが、少量の水分で団子状にして、上あごにこすり付け、その後、水や湯冷まし、ミルクなどを飲ませます。
 どうしても嫌がるときは、本人が納得すれば何に混ぜてもかまいません。牛乳やヨーグルト、アイスクリームなどの乳製品や、ジャムやチョコレート、ココアなどの甘い物に混ぜる、あるいは、水に溶かして凍らせて与えるとか、最近では、薬内服用のゼリーが市販されていますので試みるのも良いでしょう。
 薬は症状や年齢によって処方が異なります。たとえ色が同じであっても、兄弟での転用はやめましょう。
 また、水薬は原則として長期保存はできません。保管は冷蔵庫が良いのですが、子どもがジュースと間違って、大量に飲んでしまう事故があるので注意してください。


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