平成15年11月15日号掲載分
◎ 意外と知らない薬のこと 病院などで気軽に相談を
(阪本 哲一)
普段何げなく使っている薬。なぜ、どのように効くのか、服用の方法や副作用、飲み合わせはどうなのかなど意外と知らないことが多いものです。
薬が吸収されて細胞に作用し、体全体に治療効果が表れることを作用機序といいます。この作用機序は薬によって異なります。医者は、単純に「〜病」には「〜薬」と判断するのではなく、それぞれの薬の作用機序を理解し、症状や病気の原因に合わせて薬を処方しています、また、作用機序から副作用(相互作用)の起こる可能性もある程度判断できます。
薬の剤形、服用の方法、うっかり飲み忘れた時の対処法、子どもに飲ませる時のコツなど意外と知っているようで知らないことは多いものです。薬に関して疑問が出てきたら、病医院や薬局などが行っているいろいろな講演会や相談会に参加してみてはどうでしょうか。また、掛かり付けの病医院や薬局で質問や相談もできるので、気軽に相談してみましょう。